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10月14日(木) vs佐川急便九州支社@名島運動公園

W┃001│000│00┃1
S┃011│121│0-┃6

W)●浦上-田口-栗原-尊田、林田
【打順】6伊藤-D田代(D山田)-8阿部-2林田-315田口-17浦上-4東野-9山崎(9瀬川)-7中濱(731尊田)-515栗原
安打)東野2

圧倒的な格上との対戦は対外試合をスタートしてから初めてといっていい。佐川さんの練習を何度か見させていただいたが、それほどの差(練習量・組織力)は前もって痛感していた。それでもなおWBCの一部の選手からは対戦してみたい気持ちがバリバリ伝わってきたので、佐川さんに胸を貸してもらおうと対戦に踏み切った。これはもうWBCの上級プレイヤーの本能から来るもの。彼らの物足りなさを埋める絶好の機会とふんで選抜メンバーで臨んだ。この時点で、この1年間で積み重ねてきた僅かな組織力と個々のポテンシャルで対抗するしかなかったのだが、やはりこれが甘かった…。

序盤、先発の浦上は初回こそ0点にしのいだものの、気負いからかコントロールが定まらず2失点。粘り強い佐川打線からいつもの奪三振ショーとはいかず苦しいマウンドとなった。それでも3回を2失点(降板時1点差)と悪いながら試合を崩さない投球をするあたり、これからもスターターとして信頼をよせれるピッチングだったといえる。攻撃陣は1回2回と完璧に封じられ1点を追う3回、先頭の東野が三塁前の内野安打で出塁すると、バッテリーエラーと山崎のポテンヒット性の進塁打で1死三塁。続く中濱のところでラン&ヒットを敢行するも空振り三振、万事休すかと思われたが、挟殺プレーの時にキャッチャーの悪送球があり、ラッキーな1点をもぎとり同点に追いつく。

中盤は予定通り4回から2番手田口にスイッチ。機動力野球を仕掛けてくる相手に対し、クイックモーションが得意で制球力のある田口は相性良しとふんでの投入だ。立ち上がり緩急自在に相手打者を翻弄し、この試合に希望が見えたのも束の間、2死から自らのエラーで出塁を許すと、その隙を突かれ2点差に。続く5回、今度はバックが足を引っ張り4点差。さらに満を持して6回より登板した栗原でも勢いを止められず1失点で5点差に。打線も反撃の糸口を見出せないまま回は進み、終盤7回に左のエース尊田を投入し初回以来の0点に抑えるが、時すでに遅し。集中力、油断、準備不足、場数、練習量、組織力。いろんなものが一気に露呈した試合だった。

相手のスコアを見てみると、四死球0、エラー2(ともに捕手)。対してこちらは四死球やエラー絡みの失点が少なく見ても3点はあっただろうか。都合よく考えて、こちらの失敗のみを差し引いたとしても3対1。これをどう捉えるか…内容は善戦してたと胸を張るのか、やらなくてもいい点をあげてしまったと修正するのか。(幸運にも再戦していただける感触はつかんだが)

後日、佐川急便のコーチの方に貴重なお話を聞かせていただいた。「軟式野球は上に行けば行くほどロースコアで決着する」・・・好投手がひしめき合ってることもそうだが、四死球やエラーなどのミスをいかに少なくするか。そして、相手の隙をいかについて、ノーヒットで点を奪うか。つまり、肉弾戦より頭脳戦。そうすると、佐川さんの練習内容にも納得がいきます。守備練習に大部分の時間を割き、打撃練習にしても走塁を重視したケースバッティング(守備付き)をされていた。1つ1つのプレーの意図も細かく説明していただいた。監督・コーチがチームでやろうとしてることの準備=意思疎通の鍛錬。勝ち抜いていくタフなチームはこの点が大きく突出していると感じました。確かにセルフィッシュな選手はひとりもいない。

ここまで記事を読んで、ぶっちゃけ『代表のやつ急に影響受けちゃって大丈夫かなあ?』と心配になった人もいるかもしれませんが、WBCにそういうガッチガチの野球はまだ早いでしょう。いきなりやろうとしても一朝一夕にできるものでもありませんし。このチームの中で高みを目指す人もいれば、まだまだ勉強中の人もいると思います。その辺は個人個人できる範囲で良いと思います。ただ共通してるのは「野球を上手くなろうとして集まった」という人たちばかり、そういう認識でいます。この佐川イズムは個々に見ても新たなエッセンスになりますし、週末の各々のチームに持ち帰って、ハードな投手に出くわした時にも役立つ時がきっと来るでしょう。

1件のコメント »

  1. M-SEE より:

    このサイトにコメントするのは初めてだが
    今回の対戦について監督として残すべきだと思うので記載する

    自分自身、試合より数日間は喪失感や絶望感が
    体の中に蔓延し、トレーニングにも気が入らないほどで
    これから何をどうしたら良いのかが分からないほど
    抜け殻のようになってしまっていた…
    自分自身が高校時代に津久見高校(全国制覇2回)と
    対戦し負けた時の喪失感と同じだった

    つまり、高校野球にたとえるならば
    甲子園で勝ち抜く事を目標として鍛錬する高校と
    甲子園に行く事を目標としている高校の野球は
    まったく別の野球である事 

    目で見える能力の差と
    目に見えない能力の差(戦略、意思、意図)
    たとえ1対0の1点差であっても
    1点をとる事、1点を防ぐ事の凄さや難しさ
    点差では計れない力の差
    これを身を持って知っている人は
    今回の試合で悔しいと思ってほしい
    1球でも多く投手に投げさせ1つでも先の塁を奪う
    勝つために自分にできることは何なのかを
    必死で考えて自身のチームでさらに活躍してほしい
    そしてWBCでも活躍してほしい

    もちろん、そんなに真剣にならなくても
    楽しく野球できればいいという考えでもかまわない

    全軟Aは企業の看板を掲げ、勝利するという
    明確な宿命を背負っているから言うまでもなく強い
    それでも、昨年の市長杯で全軟Aチームがクラブチームに負けたのを見た時は
    絶対に手の届かない領域ではないということを感じた
    (負けたのは佐川急便さんではありませんが)

    いろいろと感じたままに記載したが
    私は、また佐川さんと試合をしたい
    その時に、佐川さんを焦らせてしびれさせたい
    今回のように余裕を持って好き勝手に野球をさせないような試合運びをしたい

    なぜなら、野球が好きだから
    勝つために野球をしてるから
    仲間と一緒に勝利を喜びたいから

    そんな単純な理由ではあるが、
    本当に佐川さんに感謝しているし
    快く引き受けてくれた佐川の監督さんにも感謝してもしきれない
    この試合にこぎつけた代表にも感謝している
    もちろん、あの試合で全力で立ち向かったメンバーにも

    様々なステージで野球が楽しめるWBCは本当に素晴らしいと思う

    そして、またこういうステージで試合がしたいと言う
    メンバーが一人でも多く生まれてくることを
    心より願っています

    1日150回の素振りが日課の監督より

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30右投げ右打ち。一塁手、指名打者。創成期より2番の位置で高い出塁率を誇り、ゲームをコントロールしてきた重鎮。監督としては個性を生かしタクトを振るう戦略の鬼。福岡WBC監督。
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28右投げ右打ち。三塁手。創成期より中軸を担ってきたスター選手。強肩強打のセンターとして幾度となくレーザービームを披露してきたが、木下の加入にともない(また本人の志願もあり)サードへコンバート。まだ打席では実力を発揮しきれていない印象ではあるものの、ナインからの信頼は厚い。内に秘めた闘志は誰にも負けない熱い男。
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